友だち追加のQRコードを置いて、公式LINEを始める。
最初の1〜2週間は配信が続くのに、1か月経つころには
「そういえば最近配信していない」という状態になっている店舗をよく見かけます。
これは意志の弱さの問題ではありません。
公式LINEの配信が止まるのには、始める前に決めていなかったことに起因する、
ある程度決まったパターンがあります。この記事ではその理由と、
始める前に決めておくと続けやすくなることを整理します。
配信が止まる理由は、だいたい3つに分けられる
理由1:配信のたびに文章を一から考えている
公式LINEはニュースレターより短い文章で成立する分、
「気軽に配信できる」と思われがちです。ですが実際には、
毎回「今回は何を書くか」から考え始めると、1通あたりの負担は軽くありません。
ホームページの更新であれば月に数回で足りますが、
公式LINEは頻度そのものが「生きている店」の印象を左右するため、
無言のうちに配信頻度への期待値が上がりやすくなります。
書く内容を毎回ゼロから考える運用は、この頻度の要求に耐えられません。
理由2:ブロックされる不安から、配信を控えすぎる
公式LINEは友だちの通知に直接届く分、配信しすぎるとブロックされるという
緊張感が常につきまといます。この不安が強いと、
「今回は配信するほどの内容でもない気がする」と見送る判断が積み重なり、
気づけば数か月配信していない、という状態になります。
ブロックを恐れて配信を控えた結果、今度は存在自体を忘れられる。
どちらの方向に転んでも、結果は同じ「配信が止まる」に行き着きます。
理由3:無料プランの配信数の上限にぶつかる
見落とされがちですが、公式LINEには配信数そのものの上限があります。
LINEヤフー for Businessの料金プランによると、無料の「コミュニケーションプラン」は
月200通までの配信が無料で、これを超える追加配信はできず、
上限を超えて配信したい場合はプランのアップグレードが必要です。
友だち数が増えてくると、1回の配信で消費する通数も増えるため、
この上限に想定より早く到達します。ここで多くの店舗がつまずくのは、
上限に達したこと自体よりも、上限に達したらどうするかを事前に決めていなかったことです。
アップグレードするかどうかをその場で悩んだ結果、配信自体を止めてしまうケースをよく見ます。
3つの理由に共通しているのは「始める前に決めていない」こと
3つとも、配信を始めてから困る問題に見えます。
ですが実際には、開設する前に決めていなかったことが、
運用が始まってから表に出ているだけです。
- 文章を一から考える負担が重いのは、書く内容の型を先に決めていなければ起きる
- ブロックの不安で止まるのは、配信頻度の基準を先に決めていなければ起きる
- 通数の上限で止まるのは、上限に達したときの判断を先に決めていなければ起きる
つまり、配信を続けるための対策は、始めてからではなく始める前に打つほうが効きます。
始める前に決めておくと続けやすくなること
1. 配信の型を先に決める
「思いついたことを書く」のではなく、
営業情報・季節の案内・新着のお知らせのように、
配信するテーマの型をあらかじめ2〜3個決めておきます。
型があれば、配信のたびにゼロから考える必要がなくなります。
2. 配信頻度を先に決める
「毎日配信する」のような続かない目標ではなく、
無理なく続けられる頻度(週1回、月2回など)を先に決めます。
頻度が決まっていれば、「今回は配信するべきか」を毎回悩む必要がなくなり、
ブロックを恐れて見送る判断の積み重ねも減ります。
3. 配信の担当者と、代わりの担当者を1人ずつ決める
担当者を「手が空いた人」のような形にすると、
実質的に誰も担当していない状態になりやすくなります。
個人名で1人決め、その人が忙しい時期の代わりの担当者も決めておきます。
4. 通数の上限に達したときの判断を先に決めておく
友だち数と配信頻度から、月あたりの想定通数をおおまかに見積もっておきます。
そのうえで、無料プランの200通に近づいたときに
プランをアップグレードするのか、配信頻度を見直すのかを、
上限に達する前に決めておきます。その場で悩む選択肢を減らしておくことが、
配信を止めない一番の対策です。
それでも続かないなら、外部に任せる判断もある
上の4つを決めても、そもそも配信の文章を考える時間が社内に無いケースもあります。
その場合は、無理に内製にこだわらず、配信文の作成を外部に任せる選択肢もあります。
判断の基準は単純で、配信にかかる時間の負担が、事業の他の作業を圧迫しているかどうかです。
まとめ
公式LINEの配信が止まる理由は、次の3つに分けられます。
- 配信のたびに文章を一から考えている
- ブロックされる不安から、配信を控えすぎる
- 無料プランの配信数の上限にぶつかる
いずれも、配信を始めてからではなく、始める前に次を決めておくことで防ぎやすくなります。
- 配信するテーマの型を先に決める
- 無理なく続けられる頻度を先に決める
- 担当者と、代わりの担当者を1人ずつ決める
- 通数の上限に達したときの判断を先に決めておく
公式LINEとニュースレターのどちらを先に整えるか自体で迷っている場合は、
公式LINEとニュースレター、店舗はどちらから始めるか決める基準
もあわせて参考にしてください。
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参考にした資料
- LINE公式アカウントの料金プランLINEヤフー for Business2026年8月23日閲覧
