ホームページを作ったあと、最初の1〜2か月は更新が続きます。
新しくできたことのお知らせ、写真の入れ替え、季節の案内。
そこから半年、1年と経つうちに、更新が止まっているサイトをよく見かけます。
これは意志の弱さの問題ではありません。
更新が止まるサイトには、公開する前の決め方に共通する原因があります。
この記事では、その原因と、公開前に決めておくと続けやすくなることを整理します。
更新が止まる理由は、だいたい3つに分けられる
「忙しくて」で片づけられがちですが、実際に更新が止まる理由を分けると、
だいたい次の3つのどれかに当てはまります。
理由1:誰の仕事か決まっていない
制作した直後は「とりあえず自分がやる」ことが多く、担当が明確に決まっていません。
本業が忙しくなると、担当が曖昧な作業から後回しになります。
複数人の事業所だと、さらに起こりやすくなります。
「誰かがやるだろう」と思っている人が複数いる状態は、
実質的に誰もやらない状態と同じです。
理由2:更新の作業自体が重い
管理画面の操作が複雑だったり、更新のたびに文章を一から考えたりすると、
1回の更新に想像以上の時間がかかります。
最初の数回は勢いで進められても、毎回同じだけの負荷がかかるとなると、
優先順位はどうしても下がっていきます。
理由3:更新した効果が見えない
更新しても問い合わせや来店が増えたと感じられないと、
「これをやる意味があるのか」という疑問が出てきます。
効果が見える仕組みがないまま更新だけを続けるのは、
本業の合間を縫ってでも続ける理由を、自分で削っているようなものです。
3つの理由に共通しているのは「公開前に決めていない」こと
3つとも、更新を始めてから困る問題に見えます。
ですが実際には、公開する前の設計段階で決まっていなかったことが、
運用が始まってから表に出ているだけです。
- 誰の仕事かは、公開前に役割を決めていれば起きない
- 作業が重いのは、公開前に更新の手順を簡単にしていれば起きにくい
- 効果が見えないのは、公開前に何を見て判断するかを決めていれば起きない
つまり、更新を続けるための対策は、公開後ではなく公開前に打つほうが効きます。
公開前に決めておくと続けやすくなること
1. 更新の担当者と、代わりの担当者を1人ずつ決める
担当者を「チーム」や「営業全員」のような形で決めると、
実質的に誰も担当していない状態になりやすくなります。
個人名で1人決めます。そのうえで、その人が忙しい時期のために
代わりに動ける人をもう1人決めておくと、担当者の状況に更新頻度が左右されにくくなります。
2. 更新できる範囲をあらかじめ絞る
「なんでも更新できるサイト」を目指すと、
更新の選択肢が多すぎて、何をすればいいか毎回迷うことになります。
先に「このページの、この部分だけ更新する」と範囲を絞っておくと、
更新のたびに考える量が減り、作業が軽くなります。
No Work Lab の制作でも、公開後の更新は
営業時間・文章の変更・写真の差し替えなど、範囲を決めたうえで保守に含めています。
3. 更新の効果を、問い合わせ数以外でも見られるようにしておく
更新の効果を「問い合わせが増えたかどうか」だけで判断すると、
件数が少ない事業では変化が見えにくく、続ける理由を見失いやすくなります。
アクセス解析のページ閲覧数や、特定のページの表示回数など、
問い合わせより早く動く指標も合わせて見られるようにしておくと、
更新の効果を実感しやすくなります。
「更新できる人がいない」なら、外部に任せる判断もある
上の3つを決めても、そもそも社内に更新へ割ける時間がないケースもあります。
その場合は、無理に内製にこだわらず、更新作業を外部に任せる選択肢もあります。
判断の基準は単純で、更新にかかる時間の負担が、事業の他の作業を圧迫しているかどうかです。
圧迫しているなら、内製にこだわり続けるより、
任せる範囲を決めて手放すほうが、結果的に更新は続きます。
まとめ
更新が止まる理由は、次の3つに分けられます。
- 誰の仕事か決まっていない
- 更新の作業自体が重い
- 更新した効果が見えない
いずれも、更新を始めてからではなく、公開前に次を決めておくことで防ぎやすくなります。
- 担当者と、代わりの担当者を1人ずつ決める
- 更新できる範囲をあらかじめ絞る
- 効果を問い合わせ数以外の指標でも見られるようにしておく
これから公開する場合はもちろん、すでに更新が止まっているサイトでも、
この3つを今から決め直すことで状況は変えられます。
自分たちで決め直す前に相談したいときや、更新作業そのものを任せたいときは、
ホームページ制作・保守のページから相談を受け付けています。